甍酒蔵さんからの記念すべき初出荷のお酒「銀・黒」(誕生酒)に続き、第二弾のお酒が届きました。その名は「銀・藍」。ラベルの色も藍色(Indigo)で誂えられています。
その特徴は、特別な酵母を使用して醸されたこと。杜氏である田中勝巳さんが、25年前に長野県の先生と共同開発をした特別な酵母の中から、選りすぐりのものを使用。-80℃で冷凍保存されていた酵母を長い眠りから呼び起こし、新たな生命を吹き込みました。
デビュー第一弾の「甍 銀・黒」に比べると、ドライに感じる香りを纏い、甍酒蔵の新たな表情をお楽しみいただける仕上がりとなりました。杜氏さんが目指した「瑞々しい旨味」が軽快に広がった後、フワッと消えていく展開はお見事です。
・分類:無濾過生原酒
・原料米:長野県松川村産特別栽培ひとごこち
・精米歩合:非公開
・アルコール度数:15%
・製造元:甍酒蔵(長野県北安曇郡松川村)
甍酒蔵さんは、1665年(寛文5年)創業の歴史ある酒蔵を事業承継し、新たな出発を果たした「いちばん新しい日本酒蔵」です。醸造責任者・杜氏は田中勝巳氏。大信州酒造さんにおいて約30年にわたり、長野県の風土を活かした酒造りに取り組まれてきました。その「勝巳さん」が新たな酒蔵を建てるにあたり、最もこだわったのが「水」でした。良質な水があってこそ、米の旨味が深く引き出され、やわらかな甘みと丸みが広がるお酒が生まれる。こうして選び抜かれた地が長野県北安曇郡松川村であり、新たに酒蔵が建てられることになりました。原料となるお米もまた、この松川村の良質な水で育まれ、若く有能な農家さんによって特別栽培されたものが使用されています。